最近「なんだか老けたかも…」と感じることはありませんか?
20代や30代の頃には感じなかった体力のお衰えや免疫力の低下、肌のたるみなど、40代に入ってから急激に老化のサインを感じる方が多いかと思います。
実は、老ける人と老けない人には明確な違いがあります。
それは、遺伝や実年齢だけでなく、生活習慣やちょっとした意識の違いによるものなのです。
本記事ではアラフォーを迎えた今だからこそ知っておきたい「老ける人・老けない人の違い」と、今日からできる生活習慣の見直しポイントについてご紹介します。
老けにくい自分に変わっていきたい方はぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。
老ける原因は?40代から始まる体と心の変化
そもそも老化とは何か?

そもそも老化とは何かご存知ですか?
老化とは、成熟期(大人になった後)以降に起こる生理機能の衰退のことを言い、そこには遺伝的要因や、生活習慣、ストレスなのが複雑に絡み合っています。
具体的には、認知症をはじめとする脳神経系の機能低下や呼吸器系の機能低下、骨粗鬆症などを含む骨格器系の衰えなどがあります。
20代や30代では老化の速度は緩やかですが、特に女性は40代になるとホルモンバランスの変化などから、そのスピードや変化が顕著になってきます。
では、具体的に老化を加速させる要因とは一体何なのでしょうか?
老化の原因は?老化を加速させる理由

老化には大きく分けると5つの要因があります。
1、活性酸素による細胞の酸化
ストレスや紫外線、喫煙などにより、体内で活性酸素が発生し、これが細胞を傷つけ、老化を引き起こす原因となります。
2、AGE(終末糖化産物)によるタンパク質の糖化
糖質の過剰摂取によって体内で生成されるAGEは、タンパク質と結びつきこげつきを起こします。これによって動脈硬化などのリスクが高まります。
3、遺伝子の影響
4、ホルモン分泌の減少
成長ホルモンの分泌は加齢とともに減少し、肌のハリつやの低下や身体能力の衰えなどを引き起こします。また、女性は特にエストロゲンの分泌が減少することにより、肌の潤いを保つ力が弱まり、シワやたるみが目立ちやすくなります。
5、慢性的な炎症
慢性的な炎症も、細胞を傷つけ、組織を劣化させる要因となります。
老ける人・老けない人の決定的な違いとは?
老けやすい人がやりがちなNG生活習慣

老けやすい人の生活習慣としてまず挙げられるのが、喫煙と過度な飲酒です。
喫煙は皮膚のコラーゲン生成を抑制したり、タバコに含まれる有害物質が、酸化ストレスを増やすことで老化を促進させます。
飲酒習慣の多い人ほど体内に終末糖化産物が蓄積しやすくなり、これによって老化が加速します。
また、偏った栄養バランスの食生活では、体内の糖化や酸化を加速させ、老化を促す原因となります。
不規則な食事により血糖値や代謝の乱れが引き起こされ、結果的に老化を進行させます。
そして、特に見た目年齢の差に直結するのが、紫外線を浴び続けることです。
紫外線は肌の奥深く(真皮)まで到達し、コラーゲンやエラスチンなどの肌のハリに関与する成分にダメージを与えてしまいます。これにより、シワやたるみが発生しやすくなります。
また、紫外線を浴びることでメラニン色素が過剰に生成され、シミやそばかすの原因となります。
その他、運動不足や睡眠不足、ストレスを溜めることでも、細胞の酸化が促され、結果的に老化が加速する原因となってしまいます。
▼参考になる書籍
見た目年齢を左右する3つの要素
特に見た目年齢を左右するのは以下の3つです。
1、肌の状態
乾燥やシミ、たるみなどが多いと、実年齢よりも一気に老けて見えてしまいます。
逆に言えば、これらができないような生活習慣を心がけ、肌にハリとツヤがあるだけで、見た目の印象がグッと変わります。
2、姿勢、体の使い方
姿勢が悪く、常日頃から猫背気味の人は、実年齢よりも疲れて見えます。
姿勢を意識し、立ち姿や座っている時の姿勢を正すだけで、見た目年齢は改善されます。
3、表情
笑顔が少なく、表情筋を使うことが少ないと、ほうれい線や顔のたるみの原因となります。
常日頃から表情筋を使うことを意識すると見た目年齢が若々しくなります。
老化は誰にでも起こる自然現象なので完全に止めることはできませんが、そのスピードを緩やかにすることは可能です。
今日から真似できる!老けない人の生活習慣

食生活を見直す
老けにくい人は、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂っています。
具体的には、抗酸化作用のあるビタミンCやE、ポリフェノールを積極的に摂ることや、糖質・脂質を過度に摂りすぎないようにする、水分をこまめに摂ることで潤いをキープするよう心がけるなどが挙げられます。
また、間食は控え、食事は腹八分目に抑えたり、良質な油を使用し食物繊維を積極的に摂るなどの工夫を挙げられます。
このように老けにくい人は、何を食べるかだけでなく、どのように食べるかまで意識して食事をとっています。
ゴールデンタイムを逃さず、質の良い睡眠をとる
22時〜2時の間に人は成長ホルモンを分泌していると言われています。
この時間帯は美肌のゴールデンタイムと言われており、この時間帯には就寝できていることが理想です。
夜更かしを控え、就寝前はスマホやテレビを観ることは避け、リラックスして就寝できる環境を整えることが大切です。
徹底した紫外線対策とスキンケア
肌の乾燥や紫外線による刺激はシワやたるみ、シミの原因となります。
紫外線対策は年中無休で、晴れの日だけでなく曇りや雨の日も怠らず、毎日の保湿もしっかりと行うようにすることが重要です。
この徹底した紫外線対策と毎日のスキンケアの積み重ねが数年後の肌の状態に差をつけます。
適度な運動習慣と美姿勢を意識する
年齢とともに筋力は衰えていきます。
特に姿勢を支えるための筋力の低下は体型に大きな影響を与え、姿勢が悪くなるだけでなく、ぽっこりお腹など肥満を引き起こす要因にもなります。
過度な運動ではなく、ウォーキングなどの有酸素運動やストレッチなど、習慣化しやすい運動を無理なく続けていくことが大切です。
また、日々の姿勢を意識するだけでも、体を支える筋力が刺激され、見た目の印象も大きく変わってきます。
続けやすい運動を無理なく習慣化していきましょう。
メンタルケアとストレスを溜めない工夫
ストレスを溜め込むことも老化を加速させる大きな要因の一つです。
老けない人は笑顔が多く、自分で自分の機嫌を取れる人が多いです。
ストレスを感じやすい人間関係からは距離をとり、リラックスしてポジティブな気持ちを保てる環境に身を置きましょう。
また、社会とのつながりや人と会話をすることは、脳やホルモンに良い影響を与えるので、気の合う友人と会うことや、そういった社会的なつながりのある趣味を持つことも、内側からの老化を防ぐための方法の一つです。
心を健やかに保つことで、内から出る美しさを磨きましょう。
まとめ

いかがだったでしょうか。
老ける人と老けない人の違いは、年齢や遺伝子だけではありません。
毎日の生活習慣の差や意識の持ちようで、数年後の見た目を大きく変化させます。
そして老けない人になるための変化は今からでも遅くはありません。
・食生活を見直し、ぐっすりとリラックスして睡眠をとること。
・紫外線対策を怠らず、外部刺激に負けない肌を毎日のスキンケアで維持すること。
・よく笑い、内側から健康的で美しい女性でいること。
ぜひ今日からできることを一歩ずつ始めてみてくださいね。
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